思い出の木が巨大浮立面に 小森さん制作し鹿島高に搬入

西日本新聞

 鹿島市高津原の鹿島高正門「赤門」そばにそびえ、昨年伐採したセンダンで制作した巨大浮立面(ふりゅうめん)が14日に同高玄関に据えられた。浮立面の重さは約100キロ、台座部分は約200キロもあり、男性教諭ら8人がかりで運び入れた。

 センダンは樹齢70年で高さ25メートル、幹回り3・6メートルの大木だった。樹齢200年のクスノキとともに赤門に木陰をつくり、生徒に親しまれてきた。ところが、根が伸びて県重要文化財の赤門周辺の塀を壊す恐れが出たため2本とも伐採した。

 思い出を残したいという同窓会の依頼で、同市古枝の彫刻師、小森惠雲(けいうん)さん(66)が高さ105センチ、幅62センチの浮立面を彫り上げ、台座も制作した。乾燥がほぼ終わり、予定より半年以上早く納品された。

 生徒会副会長の吉村優璃さん(17)は「伐採されて悲しかったが、こんなにすごい作品になって帰ってきてうれしい。赤門と並ぶ母校のシンボルになる」。小森さんは「1本の木で作った、これほど大きな浮立面はまずない。玄関に飾ってもらいうれしい」と笑顔で話した。

=2018/02/18付 西日本新聞朝刊=

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