「青い目の人形」抱きパレード 日田市・三隈幼稚園の園児たち 平和の大切さ伝える

 日田市で開催中の「第35回天領日田おひなまつり」(3月31日まで)に合わせて、同市の三隈幼稚園(藤原しげ子園長)の園児たち約200人が17日、園が保管する「青い目の人形」とともにパレードを行った。

 人形は約90年前、米国の排日運動に心を痛めた宣教師の呼び掛けで、平和や友好の証しとして日本各地に約1万2千体が贈られた。熱烈に歓迎され、ひな人形とともに飾られたとされるが、戦時中は敵国の人形として多数が破壊された。ただ一部は「人形に罪はない」と隠し持たれ、同園でも2体を保管していた。

 パレードは、寄贈当時の歓迎の様子を再現し、平和の大切さを伝えようと毎年実施し、今年で12回目。JR日田駅前から、人形を抱いた年長児の森陽和ちゃん(6)と藤原沙妃ちゃん(6)を乗せた人力車や着物姿の園児たちが、同園までの約500メートルを練り歩いた。藤原園長は「パレードを通じ、日田市から平和のメッセージを届けていきたい」とあいさつした。

 2体の人形は4月1日まで、同市中本町の原次郎左衛門家に展示されている。

=2018/02/18付 西日本新聞朝刊=

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