ひな人形華やかに 「佐賀城下ひなまつり」紹介 鍋島家ゆかりの名品ずらり

 毎年恒例の「佐賀城下ひなまつり」が11日に開幕した。メイン会場の佐賀市中心部を観光客が訪れ、色とりどりの華やかなひな人形を楽しんでいる。イベントの見どころや様子を写真とともに紹介する。

 まず向かったのは同市松原2丁目の徴古館。「鍋島家の雛(ひな)祭り」をテーマに明治から昭和初期にかけた侯爵鍋島家の歴代夫人ゆかりのひな人形や道具が展示されている。注目は江戸後期から明治期に制作されたとされる12代夫人の鍋島禎子(ていこ)(1882-1933)のひな道具176点。純銀製で精巧に再現された小さな燭台(しょくだい)や硯(すずり)箱などが並び、思わず見入ってしまう。

 展示館が多く集まる同市柳町に移動すると、それぞれの会場で個性豊かな展示を楽しめる。

 市歴史民俗館(旧古賀銀行)では、伝統的な木綿製じゅうたん「鍋島緞(だん)通」が飾られ、制作実演や販売も行っている。旧福田家では伝統の手織り佐賀錦を衣装に使った豪華なひな人形が並ぶ。一部の人形は販売もしており、土日祝には予約制で手織り体験(千円から)もある。

 旧古賀家は佐賀藩の裃(かみしも)の文様だった「鍋島小紋」を身にまとったひな人形がずらり。生け花や琴の演奏もあり、城下町の情緒たっぷりだ。観光客が多く集まるのが旧牛島家。ガラス工芸「肥前びーどろ」などの伝統工芸品や菓子などの名産品をそろえている。古い町並みの雰囲気が色濃く残る柳町周辺はインスタ映えするスポット。散策を楽しんだり、スマートフォンやカメラで写真を撮ったりする観光客も多い。

 歩いて小腹がすけば佐賀バルーンミュージアム(同市松原2丁目)へ。かつて砂糖を長崎から運搬した旧長崎街道が「シュガーロード」と呼ばれ栄えた歴史から、「肥前佐賀の菓子文化展」と題し、土日祝のみ丸ぼうろの製作実演がある。菓子職人が目の前で次々に丸ぼうろの生地を成形し、焼き上げるのを見たり、焼きたての丸ぼうろを味わったりできる。

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 期間中は会場以外でもさまざまな催しが予定されている。人気を集めるのは毎年多くの人でにぎわう「佐賀城下春の骨董(こっとう)市」。3月2~4日の午前10時~午後5時まで松原神社境内(同市松原2丁目)で開かれ、今年で30回目。約50店が軒を連ね、年代物の陶磁器や着物などを販売する。

 ひなまつりは3月31日までの期間、午前10時~午後5時まで開催している。徴古館(300円)と市歴史民俗館(400円)は有料で、両方の施設に入場できる共通券は600円。問い合わせは実行委員会=0952(20)2200。

=2018/02/22付 西日本新聞朝刊=

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