Jリーグ開幕 地域と一体で躍進目指せ

 プロサッカー、Jリーグの2018年シーズンがきょう、J1サガン鳥栖とヴィッセル神戸の対戦で幕を開ける。

 J1にはサガン鳥栖に加え、V・ファーレン長崎が初参戦し、九州勢同士が対戦する「九州ダービー」が復活する。今から楽しみだ。闘志あふれるプレーで九州のファンを魅了してほしい。

 昨季は8位と健闘したサガン鳥栖には主力がほぼ残留し、効果的な補強も行われた。持ち味の走力と堅守を生かしたサッカーを貫けば、初めてのタイトル獲得も十分可能だろう。

 クラブ名にオランダ語のVAREN(航海)を冠したファーレン長崎にとっては、まさに新たな世界への船出となる。

 過去、昇格クラブの多くがJ2に逆戻りしたが、粘り強く闘えば、J1定着への道は必ず開けるはずだ。「長崎の奇跡」を一過性で終わらせたくはない。

 J2のアビスパ福岡は昨季、あと一歩で逃したJ1昇格に再挑戦する。大分トリニータとロアッソ熊本もJ1入りが目標だ。J3の鹿児島ユナイテッドFC、ギラヴァンツ北九州もサポーターの声援を力に変え、J2を目指したい。

 Jリーグは5月に、25周年の節目を迎える。クラブの数は発足時の10から54に増え、38都道府県に裾野が広がった。

 地域密着を理念に掲げ、全国のクラブが若手育成にとどまらず、教育支援や国際交流などに取り組んでいる。ファーレン長崎の平和祈念ユニホーム着用など被爆地からのメッセージ発信も、その好例といえよう。

 地方クラブの経営は厳しさを増している。地域に根付き、選手とファンの距離を縮める活動に知恵を絞ることが大切だ。幅広い市民に親しまれることは、観客動員だけでなく、スポンサー獲得や広告料収入の増加につながるだろう。

 ファーレン長崎の経営再建に尽力した高田明社長は「スポーツを通してみんなを元気にする」と意気込む。各クラブは地域と一体になって躍進を目指してほしい。

=2018/02/23付 西日本新聞朝刊=

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