中岳の火口見学28日に復活 3年半ぶり 阿蘇観光復興の呼び水に

 熊本県の阿蘇中岳が2014年8月に噴火してから続く火口周辺の立ち入り規制について、阿蘇火山防災会議協議会(会長・佐藤義興阿蘇市長)は26日、規制を28日に解除することを決めた。火口見学の復活は3年半ぶり。規制解除に伴い高岳・中岳への登山路(砂千里ケ浜ルート)の通行も可能になり、噴火や熊本地震の影響で落ち込んだ観光客数の回復に地元は期待を寄せている。

 阿蘇中岳の噴火警戒レベルは、14年8月の噴火でレベル2(火口周辺規制)に引き上げられた。16年10月の爆発的噴火後は一時、レベル3(入山規制)となったが、活動が落ち着いた17年2月以降はレベル1(活火山であることに留意)に引き下げられた。

 この間、爆発的噴火で破損した火山ガス検知器や保護柵など安全関連施設の復旧を進め、同協議会はこの日の会合で、安全が確保され、火口見学は可能になったと判断した。施設が大きな被害を受けた阿蘇山ロープウェーの復旧は手つかずのため、運営会社は代行バスで火口観光の客を運ぶ。

 佐藤市長は「火口見学は九州観光の要の一つ。規制が解除できるようになって良かった。安全対策はしっかりやる」と述べた。

=2018/02/27付 西日本新聞朝刊=

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