モーグル「村田選手に続け」 北九州高専 18歳山本さん 北京五輪目指し全国転戦

西日本新聞

 冬季としては日本勢のメダル数が最多を更新し、大いに盛り上がった平昌冬季五輪。福岡県からはフリースタイルスキー女子モーグルに村田愛里咲選手(27)が出場したが、これに続けと、奮闘している女子モーグル選手がいる。北九州高専3年生の山本帆夏(ほのか)さん(18)=北九州市戸畑区=だ。「4年後は私も」と次回の北京冬季五輪を目指し、全国を転戦している。

 毎年1月から4月初旬にかけて、山本さんは学校の休みなどを利用し、全日本スキー連盟の国内公認大会に出場、北海道や長野県など国内各地の大会を回る。2月上旬に秋田県であったモーグル競技会では6位に入賞した。福岡県スキー連盟によると、国内公認大会に競技者登録し、モーグルの大会に出場しているのは、同県内では村田選手と山本さんの2人だけという。

 モーグルを始めたのは6歳の時。スキー好きの両親の影響で始めた。最初は両親や周囲の大人に教えてもらいながら滑った。雪のコブを滑走する速さや空高く舞うエア。「難しいのが楽しい」とすっかりモーグルの魅力にはまって冬には毎週末、広島県のスキー場に両親と通い詰めた。大阪府にいるコーチの元にも通い、小6の時には公認大会に登録するまでに上達した。

 雪やスキー場の少ない福岡県では練習に工夫がいる。普段は高専の陸上部に所属して足腰を鍛えたり、村田選手が小中学生時代に通ったトランポリン教室でエアの技術を磨いたりしているという。

 平昌五輪では決勝で惜しくも敗退した村田選手を、「愛里咲ちゃん」と呼んで慕う。五輪は自宅のテレビで応援した。山本さんから見て、村田選手は大舞台でベストの滑りを見せたが、入賞には届かなかった。「上には上がいる」と改めて世界レベルの高さを痛感したという。「北京まであと4年。全体の技術を底上げして村田選手に続きたい」と誓った。

=2018/03/01付 西日本新聞夕刊=

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