選抜出場伊万里高部員へ 50年前の甲子園球児激励 春夏連続の佐賀工OBが記念マグ贈呈「力強く戦って」

 半世紀前の1968年、春夏連続で甲子園に出場した佐賀工高野球部OB10人が1日、「第90回記念選抜高校野球大会」(23日開幕)に出場する伊万里高野球部の部員36人にそれぞれの名前を入れた記念マグカップを贈った。「自分を見失わず、さわやかで力強いプレーを」と激励している。

 マグカップの贈呈は甲子園の土を踏んだ佐賀工高野球部OBで、有田町で陶器商社を営む原口隆さん(67)が、伊万里高出場決定の一報を聞いて発案。「スタンドプレーにしたくない」と、ともに甲子園で戦ったOBたちに呼びかけ、全員の快諾を得た。

 68年当時の佐賀工高は、伝説の監督と言われた板谷英隆さん(故人)のもとで鍛えられた精鋭ぞろい。第40回選抜高校野球大会(春)と第50回全国高校野球選手権大会(夏)に出場し、健闘した。原口さんは「厳しい練習に泣きながら監督に『やめたい』と言ったこともあったが、根性をたたき直された。甲子園出場の経験はその後の人生の励みになり、力になった」と話す。原口さんは卒業後、日本水泳連盟の役員や審判員などを長く務め、スポーツ振興に努めている。

 出場を前に緊張する伊万里高野球部員の胸中を思いやりつつ、原口さんは「周囲の人から期待と注目を集めると思うが、しっかり大地に足をすえて野球に集中してほしい」と話す。「甲子園には魔物がいて、独特の雰囲気の中で力が発揮できる。甲子園の青春は一生の宝になる」と出場経験者ならではのエールを送っている。

=2018/03/02付 西日本新聞朝刊=

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