「神サービス」月540円でランチ食べ放題が話題 赤字覚悟なぜ?店の狙いとは 北九州

西日本新聞

 北九州市若松区中川のカフェバー「ナカガワ・スポイル」が始めたランチの定額制度「フリーランチ」が話題を呼んでいる。月額540円(税込み)を支払えば、1カ月間、平日(月曜定休)にいつでも追加料金なしでランチを食べられる仕組み。店側は赤字を覚悟した上で「その先」を見据えている。

 フリーランチは、日替わりの4~7種類の総菜から二つを選べ、ご飯(大盛り可能)とスープが付く。記者が取材した日は(1)マーボー豆腐(2)ポテトサラダ(3)台湾料理ルーロー飯のたれ(4)きんぴらごぼう-だった。

 月額料金のほか、初回は登録料1080円(税込み)が必要。利用者は1日10人に限っている。店を訪れた若松区の会社員甲斐明子さん(25)は「おいしいし安い。日替わりなので飽きない」と絶賛した。

 カフェバー経営者の一人、末広要さん(59)は「大赤字です」と明かす。利用者が月に16回食べれば、1食の値段はわずか約33円。一方で、材料費には1食当たり200円以上かけている。知人の家庭菜園から野菜をもらうなどコスト削減を徹底するものの、人件費などを含めれば赤字は全体で月10万円を超す見込みだ。

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