「一年中遊べる公園」好調 若松区の市立「グリーンパーク」 夏冬強化 年度内45万人へ 福岡県

西日本新聞

 ●市内外小学校へのPRも奏功

 北九州市立公園グリーンパーク(若松区)の本年度の入園者数が好調に推移している。閑散期の夏と冬を中心に多くのイベントを導入、市内外の小学校などにチラシを配るなどPR活動も進めたことが奏功し、目標にする年度内入園者数45万人に手が届きそうな勢いだ。年末にスペースワールド(SW、八幡東区)が閉園を迎える中で、市内観光の一角を担う同園の努力が続く。

 10月中旬、約320種が咲くバラ園で親子が「自撮り」をしていた。敷地の広さは県内最大級。見ごろの春と秋には市内外から見物客が集まる。

 バラ園と約4ヘクタールの芝生広場が人気の同園。開園した1992年度には約62万人が訪れたが、以後、来園者は下降線。2011年度は約36万人になった。

 その理由は季節に影響されやすいことだった。春と秋は芝生広場など自然の中で楽しめるが、夏と冬は気温に左右されることが多い。中でも寒さが厳しい12月はほぼ毎年、月1万人を割り込んだ。一年を通じたイベントの開催も多くはなかった。

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 市は14年4月、建設コンサルタント会社「オリエンタルコンサルタンツ」(東京)などでつくる共同事業体を指定管理者に指名。同社は閑散期の対策を掲げて「施設の改革」を図った。

 まず、昨冬に建物に光と映像を投影させる「プロジェクションマッピング」を開始。今夏には、これまで設置していたビニールプールに高さ約6メートルから滑り降りる遊具「ウオータースライダー」を併設し、施設を“変身”させた。さらに、一年中遊べる公園を売り出すために、今年1月から市内の約100以上の小学校などに加え、近隣市町の小学校や幼稚園にも配布、PR活動にも力を入れた。

 その結果、今年8月の入園者数は開園以来最多だった15年度(2万945人)を約1万3千人上回り、その後も客足は好調を保っているという。プロジェクションマッピングによるカップルなどの新たな客層を取り込み、15年度に達成した45万人台の復活に加え、上乗せを狙う。

 波多腰太園長(44)は「SWが担っていた団体客を受け入れ、北九州の観光を盛り上げたい」と話している。

この記事は2017年12月17日付で、内容は当時のものです。

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