伊良原ダム半世紀かけ完成 みやこ町

西日本新聞

 みやこ町犀川下伊良原地区で建設されていた県営伊良原ダムが完成し、4日、現地で完成式があった。1961年の予備調査開始から半世紀以上の月日を経て稼働する。

 ダムは90年度に国が事業採択し、祓(はらい)川上流域の下伊良原地区に、洪水調節と水道水確保などを目的に建設着手。重力式コンクリートダムで、ダム堤の高さ81・3メートル、長さ339メートル。総貯水量は2870万立方メートルで、田川地区水道企業団(1市3町)と京築地区水道企業団(2市5町)に、水道用水(1日3万7千立方メートル)を配水する。総事業費は758億円。

 建設に伴う住民の集団移転や町外への移住は、2012年度に完了。現在、ダムは昨秋から18年度にかけて、水をためる試験湛(たん)水を実施中で、問題がなければ本格的に稼働する。

 みやこ伊良原学園(同町犀川上伊良原)で開かれた式典には、小川洋知事や井上幸春みやこ町長ら田川、京築地方の首長に加え、地元選出の国会議員、地権者ら計約200人が出席。小川知事は「ダムの完成は地域発展の役割を果たす。県は今後も社会基盤の整備に努める」とあいさつ。その後、関係者はダム堤に移動、テープカットなどを行った後、渡り初めをした。

 ダム周辺は橋や道路の整備が進み、サクラなどが植林された公園に加え、物産館やレストランを備えた施設も整備。みやこ町は18日にダム周辺の特設会場でダム完成記念イベント「ダムができたよ!ダム祭!!」を開く。

=2018/03/05付 西日本新聞朝刊=

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