「響ホール」訪問の外国人にマナー動画 北九大生グループ作成 音楽鑑賞「安心して」

西日本新聞 北九州版

 北九州市立大(小倉南区)の学生グループが、八幡東区の音楽ホール「市立響ホール」を訪れる外国人向けに、音楽鑑賞時のマナーを紹介する英語字幕付きの動画を作成した。これまで館内の表記は日本語のみだったため、言葉の分からない外国人は足を運びにくかったという。同大国際関係学科2年の大久保宇倫さん(20)は「英語表記を増やすことで、外国の人も安心して利用できるホールになってほしい」と願っている。

 響ホールがあるJR八幡駅周辺には、世界各国から研修生が集まる国際協力機構九州国際センター(JICA九州)をはじめ、留学生が学ぶ大学などがあり、外国人の姿も目立つ。

 1993年に開館した響ホールは、クラシックを中心とした音楽専用ホールとして、国内屈指の音響特性を誇る。だが、鑑賞時の注意などを呼び掛ける館内掲示物の表記は日本語だけで、「外国人は利用しにくい面があった」(ホール関係者)という。

 動画は約2分間で、作成したのは市立大地域共生教育センターで学ぶ学生たちでつくるグループ「YAHATA HAHAHA! PROJECT」。ホール内での私語や飲食が演奏を静かに聴く周囲の迷惑になることを学生とホールのスタッフらが自ら出演して説明している。写真や動画撮影の禁止なども盛り込む。

 グループはこれまで、地元のビルマネジメント会社「八幡駅前開発」(井上龍子社長)の協力を得ながら、同駅周辺の英語表記の地図や店内ガイドなどを発行。音楽にも親しんでもらおうと、同社やホール側と昨年6月から打ち合わせを重ね、英語版の会場アナウンスやポスターなどとともに、2月の公演で動画をお披露目した。響ホールスタッフの神田和範さん(25)は「学生たちのアイデアや協力も得て、普段気付かなかった点を改善し、よりよいホールにしていきたい」と話している。

=2018/03/06付 西日本新聞朝刊=

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