若者工夫衣料品店が再生 県立大生、佐世保市商店街連合会に協力 試着室に椅子、年配女性に好評

西日本新聞

 県立大経営学部の学生と佐世保市商店街連合会(竹本慶三会長)が協力して、同市俵町の俵町商店街にあり、老朽化した衣料品販売店を改装した。若者の意見と発想を取り入れた店は2月下旬に再オープンし、訪れた客からも好評だ。

 店の整備をしたいと思いながら、従業員の高齢化などできない商店の悩みを聞いた連合会が発案。昨夏、飲食店と共同で新商品を開発するなど、地元の経済界との結びつきが強い同学部の代田義勝教授のゼミに持ち掛け、連合会が20万円を支出し「学生と一緒に考え動くプロジェクト」を立ち上げた。

 ゼミの学生たちは、公募で選ばれた創業68年の衣料品店「いづみや」(森永直樹社長)とのヒアリングや店周辺の購買層などのアンケートを実施。調査を通じ、リーダー役の宮下孝夫さん(20)は「お年寄りに喜ばれる店舗にしたい」と客の中心である年配女性に配慮した店作りをテーマにすることにした。

 2月11日と22日に代田教授と2年生の学生9人が店内で作業を進め、完成。雑然としていた店内を憩いの場にするためテーブルと椅子4脚を置き、試着室には椅子を設けスペースを広くした。150平方メートルある店舗内を歩きやすいようにしたほか、在庫商品を管理するバックヤードを新設。国道前の入り口には旬の服を着たマネキンを飾り、通行人に目立つような工夫もした。

 生まれ変わった店舗に70歳代の女性買い物客は「明るい店舗になったし、ゆっくり品定めができそう」と好評。新生いづみやに森永社長は「若者たちのおかげで店が生まれ変わった」と感謝していた。

=2018/03/07付 西日本新聞朝刊=

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