震災経験2度教訓は「知識」 東日本大震災7年 福島育ちの木ノ下さんが講演

西日本新聞

 東日本大震災から11日で7年になるのを前に、同震災と熊本地震を経験した真宗大谷派長崎教務所職員、木ノ下美菜さん(25)が10日、長崎市で講演し、約60人が耳を傾けた。

 原爆投下で多くの犠牲者が出た長崎から福島の今を考える市民団体「福島と長崎をむすぶ会」などが企画。木ノ下さんは福島県南相馬市で育ち、東日本大震災と福島第1原発事故に遭った。講演では発生当時を振り返り「どこまで行けば安全か分からず、恐怖感に苦しんだ」と語った。

 長崎着任後の2016年4月には熊本地震が発生。救援のため熊本市に入り、本震の発生に遭った。自分を守るのに精いっぱいで「東日本大震災では助けてもらったのに、何もできなかった」。

 こうした反省から昨年、避難所の開設手順などを学んで防災士の資格を取得した。「防災とは知識を蓄えること。災害が起こったらどうなるかを考えることが大事だ」と強調した。

=2018/03/11付 西日本新聞朝刊=

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