画家織田廣喜の表情活写 写真家・林忠彦の企画展・嘉麻市の織田美術館で開催 制作の様子家族との日常…24点

西日本新聞 筑豊版

 写真家・林忠彦(1918~90)の生誕100周年を記念した企画展「写真家林忠彦が見た画家織田廣喜」が嘉麻市上臼井の織田廣喜美術館で開かれている。4月1日まで。同市教育委員会主催。織田が制作に打ち込む姿や家族との日常を撮影した写真、織田の絵画を展示している。

 林は山口県周南市出身。太宰治や川端康成、三島由紀夫ら昭和の文豪や画家を撮影したことで知られる。織田が40歳の頃、材木を買って自ら家を建てたことを人づてに聞いて東京の自宅を訪ねて以来、約30年間、織田の写真を撮り続けたという。72年の二科展出品作「織田廣喜」は内閣総理大臣賞を受賞した。

 会場には、自宅の窓から顔をのぞかせたり、自宅の庭で日傘を差しながら絵筆を握ったり、真夏に裸で絵画に取り組んだりする織田をとらえた写真のほか、妻のリラさんら家族と一緒に和んだ雰囲気が伝わる写真など計24点が並ぶ。

 写真には、「絵描きさんというのはおもしろいもので、大家になっても貧乏時代の癖が残っている」(林)「(林さんは)真剣に目を見開き、絵を描く私の周辺を、あっちにいったり、こっちにいったり、少しも止まることなく、シャッターチャンスを狙い続けました」(織田)など2人の言葉も添えられている。

 開館は午前9時半~午後5時半。月曜休館。入館料は一般310円、高校・大学生210円、小中学生100円。期間中の毎週日曜午後2時からはギャラリートークもある。

=2018/03/15付 西日本新聞朝刊=

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