井上実優(福岡市出身)が初アルバム 「スパークル」21日リリース

西日本新聞

ダンスビートもバラードも

 ダンスビートに乗って軽やかに歌うかと思えば、しっとりしたバラードも聴かせる。福岡市出身の歌手、井上実優はまだデビューから1年に満たないが、テレビドラマの主題歌、CMソングと登場するたびに異なる表情を見せる。21日には初のアルバム「スパークル」をリリース。自分の可能性を追求するひたむきさがにじむ1枚になった。

 昨年4月にテレビアニメ「ドラゴンボール超」のエンディングテーマ「ブギーバック」でメジャーデビューを果たし、現在、放送中の人気ドラマ「科捜研の女」を主題歌「この空の果て」で飾る。「ブギーバックは、海外のアニメファンからSNS(会員制交流サイト)経由でスペイン語や英語の反応が直接来て、うれしいメッセージばかりでした」などと屈託なく語る表情から、この1年の充実ぶりがうかがえる。

 「自分の芯はバラード。でも、今はアップテンポの曲やファンキーな曲にも挑戦して、いろんな面を引き出したい」

 そうした意欲を示した今回のアルバム。多彩な曲を並べる一方で、貫くテーマが見えにくい。だが、本人は「バラエティーだし、今は統一感がなくてもいい」といたって前向き。今のありのままの姿を見てほしいとの思いが強い。

 絢香や家入レオなどを輩出した福岡のミュージックスクール「音楽塾ヴォイス」出身。即戦力の歌唱力とともに作詞の基礎も学んだ。これまで歌詞は共作だったが、アルバムには自分だけで作詞した2曲を収めた。「いろんな人とコラボして学び、いずれは曲も書きたい」。1997年生まれの20歳が目指すのはシンガー・ソングライター。おっとりした表情ながら、これからをしっかり見据える。

=2018/03/19付 西日本新聞夕刊(娯楽面)=

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