韓国大統領、米韓朝首脳会談に意欲 南北高位級会談、29日開催提案

西日本新聞

 【ソウル曽山茂志】韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は21日、4月末の南北首脳会談に向けた政府内の準備委員会に出席し、「南北、米朝の各首脳会談を韓国、米国、北朝鮮3カ国首脳会談につなげたい」と意欲を示した。文氏が公式の場で米韓朝の首脳会談に言及するのは初めて。準備委は、南北首脳会談の具体的な日程や議題を協議する高位級会談を今月29日に軍事境界線の「板門店」で開催するよう北朝鮮に提案することを決めた。

 文氏は、トランプ米大統領が5月末までの開催を目指す米朝首脳会談の候補地の一つに板門店が取り沙汰されていることを念頭に、それに合わせて自身も交えた3カ国首脳会談が開催される可能性に言及。一連の首脳会談を通じて「朝鮮半島の非核化と恒久的平和の実現を必ず果たさなければならない」と訴えた。

 韓国は北朝鮮との高位級会談に趙明均(チョミョンギュン)統一相を代表とする3人を派遣する。北朝鮮が応じれば南北首脳会談に向けた動きが本格化しそうだ。韓国は首脳会談成功のために、政府高官OBや専門家など45人程度の諮問委員会も発足させる。

 一方、韓国は2007年10月以来、10年半ぶり3回目となる南北首脳会談が世界の注目を集めるとして、開催地の板門店のほかに、ソウル近郊に大規模なプレスセンターを用意。南北問題の専門家を常駐させて解説する体制を取るという。

=2018/03/22付 西日本新聞朝刊=

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