コハナバチ 飛び回り果実を実らせる

西日本新聞

 コハナバチは、その名のとおり、からだが小さいハナバチの仲間で、ミツバチたちと一緒に花の蜜をとりに来ているところをよく見かけます。

 このコハナバチだけでも日本に100種類近くもいて、写真で見ただけでは何という名前のコハナバチなのか、はっきり知ることはできません。本来はこのようにたくさんいることになっているコハナバチも、最近はその数がずいぶん少なくなっている気がします。その原因は、ハチたちが巣を作る場所が少なくなっているのが最大の原因と思われます。

 コハナバチは多くの種類が土中に巣を作るために、現代のようにほとんどの道路や空き地、家の庭などがコンクリートやアスファルトなどで舗装されてしまった状態では、巣を作ることができなくなってしまうからです。小さいハチがいなくなってしまったからといって、私たち人間にとってなんのことはないと思われがちですが、実はミツバチと同じように、花から花に飛び回って花粉媒介をして、果実を実らせるという大変大切な役目をしています。

 もし皆さんの家の庭に植えてある果実の実りが悪くなったり、全くならなくなってしまったら、もしかしたら、このコハナバチをはじめ、花の蜜を求めてやってくる昆虫たちが少なくなってしまったことが原因かもしれません。

この記事は2013年12月17日付で、内容は当時のものです。

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