新酒の試飲に長い行列 鹿島酒蔵ツーリズム開幕 JR肥前浜駅リニューアルも

西日本新聞

肥前浜宿は新酒を楽しむ観光客でにぎわった 拡大

肥前浜宿は新酒を楽しむ観光客でにぎわった

建築当時の姿によみがえった肥前浜駅ではテープカットの式典があった

 鹿島市の六つの酒蔵を巡る「鹿島酒蔵ツーリズム2018」が24日に開幕し、多くの観光客が訪れた。中心会場の「肥前浜宿」最寄りのJR肥前浜駅が建築時の姿に復元されたオープン式典もあり、お祭りムードを盛り上げた。25日まで。

 各酒蔵の前には新酒を試飲しようと長い列が続き、飲食の出店も並んだ。

 ツーリズム参加3回目という佐賀市の富田直行さん(57)と美智恵さん(56)夫妻は光武酒造場で3種の純米吟醸酒を味わった。2人は北海道出身で、直行さんは「九州といえば焼酎のイメージだったが、鹿島の日本酒に出合ってすっかり魅力にはまった。きょうはいろいろ飲み比べたい」とほろ酔い気分で話した。

 肥前浜駅は、木造の駅舎本体は1930年建築時の姿に復元、物販やカフェとして使えるスペースも併設した。午前10時の式典前から、列車が到着するたびに酒蔵へ向かう客が続々と降り立ち、団体ツアーや外国人観光客の姿も目立った。

 JR九州は駅の再出発を記念しスタンプを設置。デザインした浜小6年原尾環さん(12)は2007年まで駅近くにあった祐徳稲荷神社参道のシンボル「赤鳥居」を背景に酒蔵が並ぶ肥前浜宿の町並みを描いた。

 表彰式で市特産品を受け取った原尾さんは「浜宿と言えば酒蔵、と思って行ってみたくなるようなデザインにした。スタンプになってうれしい」と笑顔で話した。

=2018/03/25付 西日本新聞朝刊=