山移小で閉校式、144年の歴史に幕 中津市耶馬渓町

西日本新聞

山移小の歴史を忘れないよう地元石材で石碑がつくられ、除幕式があった 拡大

山移小の歴史を忘れないよう地元石材で石碑がつくられ、除幕式があった

 開校144年で幕を閉じることになった中津市耶馬渓町の山移(やまうつり)小(台野真人校長)で25日、閉校式があり、地元住民や市関係者ら約350人が、地域に親しまれた同小との別れを惜しんだ。山移地区自治会の関征流会長(79)は「今後、跡地活用策についてはみんなで話し合っていきたい。その上で住民が集える何らかの施設ができないか、市側と協議したい」と話した。

 同小は、耶馬渓ダム(同市)の南に位置する山あいの小規模校。1874(明治7)年に開校した。最盛期の1963年には278人の児童が在籍するなど、記録が残る1910年以降で約2700人を送り出してきた。ただ地域の過疎化や少子化に伴い児童数は激減し、市教育委員会は2016年、閉校を決めた。20日には卒業式があり、最後の在校生だった女子児童2人が学舎を後にしていた。

 13年度に卒業した石橋将斗さん(16)=中津北高1年=は「人数が少なく何でもしなければならなかったことが良い経験になった。学校がなくなるのは寂しい。でも山移小で学んだことを生かしてきたい」と語った。市は、閉校後の跡地について「地域の意見をうかがいながら、検討していきたい」としている。

=2018/03/26付 西日本新聞朝刊=

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