米国を変える新世代

西日本新聞

 「大人たちが子どもたちに言う『銃を持つ権利がある』という言葉は『銃を持つ権利は子どもが生きる権利より重い』と、私たちには聞こえる」。2月に米フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件に居合わせたエマ・ゴンザレスさん(18)が抗議デモで行ったスピーチの一部だ。今や彼女のツイッターのフォロワー数は、銃規制に反対する全米ライフル協会(NRA)のフォロワー数を上回るという。

 彼女は女性誌に「米政治家の最大の問題は彼らに投票した人よりも金によって容易に左右されること」と寄稿。ワシントン・ポストは「米国の政治や民主主義の課題を端的に指摘する能力がある」とこれを評価し、未来の政治リーダーになる可能性にまで言及した。

 弁護士の父を持つキューバ移民2世で、バイセクシュアルであることを公表。「髪は着ることを強制されたセーターのようなもの」と言って丸刈り姿だ。新世代の「とんがったカリスマ」が米国を変えていくのだろうか。

 ワールド望遠鏡はきょうで終わりです。約4年半、ご愛読ありがとうございました。世界のどこかでまたお会いしましょう。 (井手)

=2018/03/29付 西日本新聞夕刊=

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