玄海3号機で蒸気漏れ 再稼働1週間、発電停止 放射性物質の飛散はなし

西日本新聞

 九州電力は30日、23日に再稼働した玄海原発3号機(佐賀県玄海町)の2次系統で蒸気が漏れるトラブルが発生したと発表した。放射性物質の飛散はないという。点検のため、発電を止める。発電再開の見通しは不明で、4月24日に予定していた通常運転の再開も遅れる見込み。

 玄海3号機は今月25日に発電を開始して徐々に出力を上げており、30日は出力75%で運転。同日午後7時ごろ、蒸気と水を循環させてタービンを回す2次系統の配管設備から微小な蒸気が漏れているのを作業員が確認した。31日未明から徐々に出力を下げ、約5時間後に発電を停止。その後、点検作業を始める。当面は原子炉は停止しない。

 九電によると、玄海原発3号機のトラブルに伴い、5月に予定していた4号機の再稼働が遅れる可能性がある。原子炉等規制法や、佐賀県や玄海町と結んでいる安全協定上で異常事象に該当するトラブルではないという。

 原子力規制委員会によると、東京電力福島第1原発事故後に再稼働した原発がトラブルで発電を停止するのは、2016年2月の関西電力高浜4号機に次いで2例目。

=2018/03/31付 西日本新聞朝刊=

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