鳥栖の正行寺、4月1日に再起の稚児行列 本堂全焼から4年 門徒が1年かけ準備

西日本新聞

 本堂などを全焼した火災から丸4年を迎える鳥栖市水屋町の浄土真宗本願寺派、正行寺で4月1日、再建後初めての稚児行列がある。行列は16年に1度の行事で、本来は2016年の予定だったが再建中でできず、ようやく実施にこぎつけた。18年ぶりの稚児行列を前に大石文明住職(59)は「門徒のみなさんのおかげで地域に寺が戻ってきたことを感謝したい」と話す。

 寺は天台宗の寺院として始まり、1498(明応7)年に浄土真宗正行寺となって520年の歴史がある。2014年3月31日、2階建ての庫裏から出火し、1899(明治32)年建立の本堂と倉庫、門徒会館など約500平方メートルを全焼。本尊も消失した。

 火災保険だけでは再建できず、近隣や市内にいる400人以上の門徒の寄進を受け16年11月に新しい本堂などが落慶。福岡県糸島市の廃寺から阿弥陀如来像を譲り受け本尊とした。再建を受け、門徒たちが1年がかりで稚児行列の準備を進めてきた。門徒総代の松雪晴雄さん(76)は「寺が復活し、地域の人に信仰心を持ってもらいたい」と話す。

 行列では、装束を着けた0歳児から小学生まで37人の子どもたちと、その親類など総勢約150人で、近くの民家から寺まで約300メートルを歩く。「門徒役員のみなさんが再建へ4年間走り続けてきた。地域の人に喜んでほしい」と大石住職。

=2018/03/31付 西日本新聞朝刊=

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