稚アユのすくい上げ量、5年ぶり100万匹超 「ダム撤去で生息環境が好転 」八代市の球磨川

 球磨川最下流の八代市の「球磨川堰(ぜき)」で、上流に放流するために行われている稚アユのすくい上げ量が2日、5年ぶりに100万匹を上回った。下流を遡上(そじょう)する稚アユの数が急増しているためで、球磨川漁協は「荒瀬ダム撤去でアユの生息環境が良くなっている。来年以降も期待できるのではないか」と歓迎している。

 アユは秋に下流で産卵し、ふ化した赤ちゃんは海で冬を越した後、春に川をさかのぼる。球磨川では瀬戸石ダムや複数の堰がアユの遡上を妨げるため、球磨川漁協が毎年3~5月、球磨川堰で稚アユを捕獲し、流域全体に放流している。

 放流目標は球磨川産アユの卵から育てた稚アユを合わせて250万匹だが、ここ4年間はすくい上げが35万~62万匹にとどまり、目標を達成できなかった。この日は魚道脇に仕掛けた集魚網で捕獲した約5万匹を放流した。

=2018/04/03付 西日本新聞朝刊=

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