嬉野茶にシンガポールから関心 卸業者が市を訪れ交流 地元若手の調査きっかけに

西日本新聞

嬉野市の村上市長(左)と意見交換したシンガポールの茶卸業者のチェンさん 拡大

嬉野市の村上市長(左)と意見交換したシンガポールの茶卸業者のチェンさん

シンガポールで1月に茶を振る舞った嬉野市の茶卸業者

 シンガポールで富裕層向け喫茶店を経営し、世界各国の茶や茶器の卸しも手掛けるキャリー・チェン・チュンジンさんが嬉野市を訪れ、茶摘み体験や窯元との交流を通じて嬉野茶の歴史を学んだ。

 喫茶店では1月、日本貿易振興機構佐賀貿易情報センター(ジェトロ佐賀)の仲介で、同市の若手茶卸業者5人が茶を入れ、チェンさんが茶葉を使った料理を提供する「市場調査」をした。

 チェンさんは「産地を訪れて歴史や物語を知りたい」と3月21日から佐賀、長崎の両県を巡り、5人らの案内で茶農家や窯元と交流。同28日には初めて日本茶の茶摘みを体験し、村上大祐市長と意見交換した。

 市は2015年度からジェトロに委託して嬉野茶のブランド化や輸出を図る事業を進め、シンガポールを足がかりに海外展開を目指している。

 村上市長は「多くの人に紹介してください」と要請。チェンさんは「嬉野茶には歴史があり、肥前吉田焼には新しいデザインがある。海外の関心も高く国境を越えて楽しんでもらえると思う」と応じた。

=2018/04/06付 西日本新聞朝刊=

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