高良川の遊歩道拡幅へ 観光施設への案内板も 22年度末目標「護岸整備で治水効果」

西日本新聞 筑後版

 久留米市と県は、市街地を流れる高良川の堤防上の通路や、川沿いの遊歩道を拡幅する整備計画「高良川かわまちづくり」を策定した。計画区間はウオーキングやサイクリングコースとして活用されており、整備を通し、より市民に密着した水辺空間を目指す。本年度中の整備開始、2022年度末の完成を目指す。

 高良川は、市東部の耳納連山から市街地を通り、筑後川に注ぐ全長12・4キロの1級河川。整備区間は東合川野伏間線の部京橋(国分町)から、下流の国道322号、通称文化センター通りの高良川橋(野中町、合川町)間の約2キロ。県管理区間で、付近には公園や住宅地が広がる。

 市によると、現在は地域住民が散歩などを楽しむほか、春のウオーキングイベント「久留米つつじマーチ」のコースの一部になっている。ただ、堤防上の通路と水辺にある遊歩道の幅員は平均1・8~2メートルと狭く、自転車と通行人の離合など、通行の安全確保が課題になっていた。道が途切れ、迂回(うかい)が必要な箇所もある。

 計画では県が護岸を整備し、通路と遊歩道を平均で3メートルまで拡幅。不連続になっている箇所には道を新設する。市は、付近に点在する久留米市美術館などの観光施設への回遊性を高めるため、案内看板を設置。自転車などによる利用促進イベントも開く。市によると、護岸整備で治水効果も期待できるという。

 整備計画は、国土交通省がソフト、ハード両面で協力する「かわまちづくり支援制度」に登録された。3月28日に市役所であった式典で、大久保勉市長は「高良川は市民の憩いの場であり、計画を進めてより多くの人が訪れる水辺空間にしたい」と語った。

=2018/04/07付 西日本新聞朝刊=

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