性別関係なく選べる制服に スカートでもスラックスでも 福岡市立警固中、校長「時代の流れ」

 福岡市中央区の市立警固(けご)中は9日、詰め襟とセーラー服の制服(標準服)を2019年度の入学生からブレザーに統一し、性別に関係なく、スラックスやスカートなどが選択できるようにする方針を明らかにした。体温調節の機能や性の多様性に配慮する。制服販売の菅公学生服(岡山市)によると、性別を問わずに制服が選べるのは「全国でも極めて珍しい」という。

 警固中が17年度、保護者を中心に制服の勉強会をしたところ「詰め襟は首が窮屈」「冬はセーラー服は寒い」などの改善意見が出た。性の多様性も議論になった。

 これを受けて教職員、生徒、保護者の代表者が話し合い、制服を新調することでまとまった。8月までに詳細なデザインを詰める。古賀理絵校長は「70年以上詰め襟とセーラー服だが、時代の流れもあって変える時が来ている」と話した。

 福岡市教育委員会によると、出生時の性と心の性が異なる生徒に対し、これまでは個別に制服を変えるなどの対応をしていた。学校ぐるみで男女が制服を柔軟に着られるのは、警固中が初めてとなる。

 福岡県内では私立福岡女子商業高や県立玄界高などが、機能面を重視して女子がスラックスを選べるようにしている。こうした学校は増えており、菅公学生服によると、16~18年度に制服を新調した全国の中学校の42%、高校の69%が女子のスラックスを採用した。

=2018/04/10付 西日本新聞朝刊=

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