74歳、高校定時制に入学 筑紫野市の福沢さん 金婚式を機に

西日本新聞 ふくおか都市圏版

 各地で入学式が行われる中、大野城市中央の県立筑紫中央高(中村茂喜校長)で9日、定時制課程に筑紫野市石崎の福沢文子さん(74)が入学した。同校関係者は「70代の入学者は極めて珍しいのではないか」としている。

 福沢さんは田川地区出身。昨秋、筑紫野市であった西日本新聞社主催の「金婚夫婦表彰式」に夫の勇磨さん(72)と出席。そこで過去を振り返った福沢さんは「人生でやり残したことは一つだけ。高校での勉強」と入学を決意したという。

 13歳の時に父親が他界。5人きょうだいで経済的に苦しかったため、中学卒業後は兵庫県内の親戚の美容院で修業した。7年後、福岡市に戻って美・理容院に勤務した頃、理容師の勇磨さんと知り合って結婚。2人で筑紫野市内で独立した。

 最初は「いまさら」と高校入学に反対した勇磨さんもやがて、固い決意の文子さんを応援するようになった。入試科目の作文を見事クリアして入学した文子さん。「英語でも何でもチャレンジし、無事卒業したい」と夢を膨らませている。

=2018/04/10付 西日本新聞朝刊=

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