米朝会談6月上旬までに トランプ氏発言 正恩氏も戦略協議

西日本新聞

 【ソウル曽山茂志、ワシントン田中伸幸】トランプ米大統領は9日(現地時間)、ホワイトハウスで開いた閣議で、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と行う初めての首脳会談について「5月か6月の早いうちに会うだろう」と明らかにした。10日の北朝鮮の朝鮮中央通信によると、正恩氏も9日の党中央委員会政治局会議で南北、米朝の各首脳会談に向けた党としての戦略・戦術的問題を示した。

 正恩氏、トランプ氏が同じタイミングで米朝首脳会談の時期や内容に言及したことで、仲介した形の韓国大統領府関係者は10日、「(準備が)順調に進んでいるようだ」と評価した。

 トランプ氏は米朝首脳会談に向けて「両当事者が(互いに)大きな敬意を払っており、北朝鮮の非核化に関する交渉ができれば、と思う」と述べ、米朝が水面下で交渉を続けていることに言及。過去の米政権が朝鮮半島の非核化協議を避けてきたと批判し、史上初の米朝首脳会談を「世界にとって非常にエキサイティングなものになるだろう」と強調した。

 一方、朝鮮中央通信によると、正恩氏は今月27日に板門店の韓国側施設で開催される3回目の南北首脳会談にも言及。北朝鮮の公式メディアが南北首脳会談の日程や場所を伝えたのは初めてだが、南北、米朝の各首脳会談に向けた正恩氏の具体的な戦略は不明で、核問題にも触れなかった。

 政治局会議は、北朝鮮の国会に当たる最高人民会議が11日に招集されるのを前に、議題などを整理するために開催された。

=2018/04/11付 西日本新聞朝刊=

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