故郷に版画美術館を開館へ 直方市出身の野見山朋子さん 自作展示「魅力伝えたい」

西日本新聞 筑豊版

 直方市出身の版画家、野見山(本名・三輪)朋子さん(78)=北九州市八幡西区=が5月3日、直方市頓野に自らの作品を展示する「小さな版画の美術館 三輪」をオープンさせる。版画を始めて半世紀余り。「来場者と版画の魅力や楽しさについておしゃべりしたい」と開館を心待ちに、準備を進めている。

 野見山さんは、版画家の棟方志功門下の故江藤正雄さんが直方に開いていた教室で、1967年から版画を学んだ。現在は、棟方志功の呼びかけで結成された日本板画院の委員同人で筑豊美術協会の会員。

 これまでに制作した版画は2千点を超え、10年以上前から「故郷の直方に美術館を」との思いを抱いていた。美術館は転居した知人の住宅を購入し、展示スペースは1階部分を改装、一部を建て増しした。夫の三輪信二さん(90)が館長を務める。

 会場には動物や昆虫、草花などを題材に独自の世界を描いた作品や、お化けをテーマに取り組んだ最新作などを並べる。日本板画院展の受賞作品、西日本新聞北九州版に長期連載した版画紀行「あちこちやはた見てある記」の原画を貼ったびょうぶも展示する。

 「直方の風景の版画もびょうぶにしたい」と野見山さん。入館料は200円の予定だが、入館証として手刷りの作品を渡すなどの企画も考えている。開館は午前11時~午後5時。定休日は火曜と第2、第4水曜。

=2018/04/14付 西日本新聞朝刊=

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