南北首脳会談で夕食会 実務協議合意、歓迎式典も

西日本新聞

 【ソウル曽山茂志】韓国と北朝鮮は23日、南北首脳会談の進行や報道対応などに関する実務会談を軍事境界線がある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で行い、27日の会談当日に歓迎式典と夕食会を開催することで合意した。韓国は23日、軍事境界線付近で北朝鮮に向けて拡声器で流していた宣伝放送を中断した。

 韓国大統領府関係者によると、実務会談では、20日に開通した直通電話(ホットライン)を使った文在寅(ムンジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長による初通話の時期については議題に上がらなかったという。韓国政府によると、首脳会談当日は午前中に歓迎式典を行い、その後首脳会談に入り終了後に夕食会を開く。

 会談内容を報告する記者会見などの詳細は26日に発表する。今回の首脳会談は板門店の韓国側施設「平和の家」で開催。北朝鮮は、正恩氏が軍事境界線を越えて韓国側に入る様子などを生中継するために、韓国メディアが板門店の北朝鮮側に入ることも受け入れた。

 一方、韓国の宣伝放送は23日午前0時に中断した。韓国国防省は「今回の措置が、(韓国政府が掲げる首脳会談のスローガンである)『平和、新たな始まり』をつくり出す成果につながることを期待する」との声明を出した。

 宣伝放送は、北朝鮮側の兵士や住民に韓国の生活レベルの高さや自由な雰囲気を伝える内容で、北朝鮮側が強く反発してきた。北朝鮮も韓国向けの放送を行っている。

=2018/04/24付 西日本新聞朝刊=

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