スマホ所有、高2の95・2% 使用は1日3時間強 ネットで交友広げる 県が実態調査

西日本新聞

 子どもがスマートフォンを持つ割合は小学6年生が3割、中学2年生が6割、高校2年生になるとほぼ全員-。こんな実態が県の調査で明らかになった。平日1日の平均使用時間は学年が上がるほど長くなり、高2では3時間を超す。県はスマホの頻繁な使用は集中力を低下させるとして、適正利用を促す施策に取り組む方針だ。

 昨年8~9月、県内の小中高40校を選び、小4、小6、中2、高2の児童・生徒に調査表を配布した。対象は児童・生徒、保護者とも約5800人。

 調査によると、インターネットが利用できるスマホやパソコンなど何らかの電子機器を所有する割合は全体で92・9%。小4は82・7%だが小6で92・3%に増え、中2は95・9%、高2は98・5%だった。

 このうち、スマホの所有割合は全体で54・6%。小4は18・6%、小6は33・6%、中2は59・3%で、高2で95・2%に達した。

 児童・生徒が回答したスマホの平均使用時間は小4が1日95・7分、小6が145分、中2が165・4分、高2が197・7分。自宅で宿題などをしている際にスマホを操作する回数は、1時間当たりの平均が小4で最も多く9・3回。小6は8・5回、中2は6・8回、高2は8回となっている。

 スマホの使用場所はリビングが67・5%と最も多いが、保護者の目が届きにくい自分の部屋も49・9%に上った。

 インターネットで頻繁に利用するサイトやアプリも尋ねた。全体では動画投稿サイト「ユーチューブ」が最も多く70・7%、若者に人気の無料通信アプリ「ライン」は58・8%。ラインの利用は小4で19%、小6で38・9%だが、中2になると66・3%に増え、高2は93・2%とほとんどの生徒が利用している。

 高2は特に、短文投稿サイト「ツイッター」や写真共有アプリ「インスタグラム」の利用頻度も高く、この世代のコミュニケーションの道具として定着していることがうかがえる。

 「インターネットがきっかけで知り合った友達がいる」と回答した児童・生徒が3割いたのに対し、保護者は1割しか把握しておらず、親の知らない間に子どもがネットを介して交友を広げている実態も浮かび上がった。

=2018/04/25付 西日本新聞朝刊=

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