流木対策「困難」7カ所 朝倉市、避難新基準を正式決定

西日本新聞

 昨年7月の九州豪雨で被災した福岡県朝倉市は25日開いた出水期二次災害防止対策会議で、今後の大雨の際に家屋に流木の二次被害が及ぶ恐れのある危険箇所のうち7カ所で防災対策が間に合っていないことを明らかにした。大型連休明けにも国や県などと現地を調査し、梅雨入り前に流木を撤去する方策を探る。

 会議では、市が住民に避難指示や勧告を出す際の新たな基準も正式決定。当初方針を一部修正し、大雨情報や土砂災害情報のほか洪水情報を加味。市内を二つのエリアに分け、一定の警報が出れば即座に避難指示や勧告を出すよう改める。

 流木による二次被害は梅雨入りを前に住民の不安が強い。河川上流部や山間部には流木が残ったままの場所が多数あるが、市はこのうち流木が家屋付近にある場所を空撮写真や現地調査などで特定。市調査で16カ所、住民からの申請で12カ所の計28カ所を危険箇所と位置付けた。

 会議では、このうち21カ所について、既に流木の撤去や大型土のう設置を進めるなど「危険度を下げる一定の対応」を取ったことが報告されたが、残る7カ所は道がなく重機を入れられないなどの理由で対応困難という。市は「5月までには何らかの対応を取りたい」としている。

 7カ所は松末(ますえ)地区獺(うそ)ノ口、石詰、中村、小河内、本村、志波地区道目木、高木地区宮園。

=2018/04/26付 西日本新聞朝刊=

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