福岡市などへ通勤する人たちのベッドタウンと田園地帯が混在する福岡県筑紫野市

西日本新聞

 福岡市などへ通勤する人たちのベッドタウンと田園地帯が混在する福岡県筑紫野市。そこにある御笠コミュニティセンター入り口にはニンジンなどの農産物や漬物を商品とする本棚型の無人販売所がある。平日朝から夕方までの営業で値段は1袋100円。出品者は地元の50~80代の約30人。中心は、主に自給目的で農業に励む高齢者という。

 地元住民組織「御笠まちづくり振興会」が2013年から、生産者と消費者の交流を目的に運営。稼ぐことが高齢者の生きがいづくりにもなる。実際、出荷に来た人が客と話し込む姿が見られ、「稼ぐ」も好調という。さらに会幹部は「かつて無人販売所は地域の道路沿いに多数あったが商品盗難が相次いだため、人目があるセンターでの設置にした」とも話す。

 一見「何げないもの」にも、いろいろな思いや背景がある。そんな「取材の心得」を改めて教えてくれる存在でもあった。 (西山忠宏)

=2018/04/27付 西日本新聞朝刊=

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