大牟田市、小郡市がマンホールカード発行 「観光振興につながれば」

西日本新聞 筑後版

 「マンホールカード」をご存じだろうか。マンホールのふたがデザインされ、全国各地の自治体が発行している。指定の配布場所に行かないと入手できないこともあり「マンホーラー」と呼ばれるコレクターまで出ている。大牟田市と小郡市のカードが28日から配布される。両市は「大勢のコレクターに来訪してもらい観光振興につながれば」と期待している。

 カードは、自治体や企業などで構成する下水道広報プラットホーム(事務局・日本下水道協会)の企画。2016年4月の第1弾を皮切りに、これまでに全国252自治体で293種類が発行されている。大きさは縦8・8センチ、横6・3センチ。

 今回、第7弾として全国143自治体の応募の中から49自治体が選ばれた。大牟田、小郡両市は、筑後地区では昨年の久留米市に続き2例目になる。

 大牟田市のカードは、市の公式キャラクター・ジャー坊誕生から1年を記念して作ったマンホールのふた。ジャー坊に加え、世界文化遺産の宮原坑が描かれている。2万枚製作。平日は市下水道建設課で、土日祝日は市企業局宿直室で無料配布する。

 「カードの表には、マンホールのふたを設置している緯度と経度を記しており、参考にして足を運んでもらいたい」と同課。市内の観光情報を掲載したパンフレットなども一緒に手渡し、大牟田を広くPRしていくという。

 小郡市のカードで使われているマンホールは、市内の藤の名所として知られる大中臣(おおなかとみ)神社(同市福童)の県天然記念物「将軍藤」がモチーフ。市の下水道事業開始30周年を記念したもので、下水道課の女性職員が「和モダン」のイメージで考案したという。

 6千枚作成。平日は市下水道課で、土日祝日は市総合福祉センター「あすてらす」で無料配布する。同課では「大中臣神社は、あすてらすの近くにある。配布初日は、将軍藤の見頃とも重なるので、カードを入手した後に、ぜひ実物の花も見に来てもらえれば」と期待している。

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■大蛇山デザイン ふたは使用せず

 大牟田市下水道建設課で取材を進める中で、大牟田市の夏祭り「おおむた『大蛇山』まつり」の主役、大蛇山がデザインされたマンホールのふたがあると聞いた。1990年ごろ、メーカーからサンプルとして寄贈されて以来、一度も使っていないらしい。どうも大蛇山が神様であり「人が踏むわけにはいかないから」という理由もあったとか、なかったとか。今は同市岬町の南部浄化センターの玄関に飾ってある。

=2018/04/28付 西日本新聞朝刊=

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