「板門店で米朝会談」に意欲 トランプ氏、北朝鮮に打診

西日本新聞

 【ワシントン田中伸幸】トランプ米大統領は4月30日、6月上旬までの開催を目指す米朝首脳会談の候補地について、韓国と北朝鮮の軍事境界線がある板門店を検討していることを正式に表明し、実現に強い意欲を示した。北朝鮮側にも打診しているという。米政府内には中立的な場所が望ましいとの観点から板門店での開催に難色を示す意見があるため、第三国のシンガポールなどでの開催を並行して検討していることも明らかにした。

 同日、ホワイトハウスで行ったナイジェリアのブハリ大統領との会談後、共同記者会見で語った。

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との初の米朝首脳会談開催地について、トランプ氏は同日朝、ツイッターで「第三国より北朝鮮と韓国の境にある(板門店の)『平和の家』『自由の家』の方が、より象徴的ではないか」と発信。これについて記者会見で質問を受けたトランプ氏は「一つの考え方として韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領にも(電話会談で)伝えたし、文大統領を通じて北朝鮮にも打診した。私はこの案を気に入っている」と強調し、「(米朝会談が)うまくいけば、そこで素晴らしいお祝いができるだろう」と意欲を示した。

 ただ、同時に「シンガポールをはじめとする他の国々も検討している」と語り、引き続き北朝鮮側と調整する考えを示した。

 会談開催の可能性については「開催されると思うし成功すると思う」とし、北朝鮮の非核化に向けて一定の成果を上げられるとの自信を示す一方、「うまくいかなければ、会談の場を立ち去るだけだ」とも述べ、北朝鮮側をけん制した。

=2018/05/02付 西日本新聞朝刊=

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