親子で守る「V字竹」の伝統漁

西日本新聞

 佐賀市沖の有明海で、Vの字に立てた竹柵の先に網を仕掛け、引き潮を利用して魚介類を引き込む伝統の「竹羽瀬(たけはぜ)漁」が始まった。

 最盛期は福岡県柳川市沖などを含め、各所に竹羽瀬が設けられていたが、近年は漁獲量が減り、佐賀市東与賀町の吉田幸男さん(62)、征司さん(35)親子だけが継承している。

 4月下旬に長さ15メートルのモウソウチク約600本を5人がかりで海底に差し、網を仕掛けた。竹柵は3年で傷み、毎年の補充や補修が欠かせない。吉田さんは「去年は九州豪雨の影響もあって不漁だったが、今年は期待したい」と漁獲量のV字回復を願う。

=2018/05/05付 西日本新聞朝刊=

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