遠藤周作館に新施設 「沈黙」イメージした空間 7月開館、長崎市

西日本新聞

 潜伏キリシタンの舞台となった長崎市東出津町にある遠藤周作文学館の敷地に、教会内部や代表作「沈黙」をイメージした新施設が7月1日にオープンする。「雄大な外海の海を眺めながら、信仰について静かに思いを巡らせる空間」(文学館)として、一般に無料開放する。

 新施設名は「思索空間アンシャンテ」。文学館に併設して昨年10月まで営業していた喫茶店跡を全面改装する。広さは約120平方メートル。角力(すもう)灘に面してソファを置き、木目調の壁や落ち着いた色のライトを使用。遠藤周作の著書や「沈黙」をイメージした絵画、ピアノを配置する予定。

 遠藤周作は、実際にキリシタンが潜伏した外海地区を何度も取材し、同地区をモデルに「沈黙」を著したことで知られる。文学館は「同時期に潜伏キリシタン遺産の世界文化遺産登録も見込まれ、関心が高まるはず。外海の雰囲気、遠藤周作の世界を自分なりに体感してほしい」としている。

 新施設のオープンと併せて、文学館の展示構成もリニューアルする。

=2018/05/08付 西日本新聞朝刊=

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