「パリテ」はフランス語で「同等、同一」などを意味する…

 「パリテ」はフランス語で「同等、同一」などを意味する。通称「パリテ法」が2000年、フランスで制定された。目的は男女の政治参加の平等を実現することだ

▼選挙の際に「政党の候補者を男女同数にする」「比例候補者名簿の記載順を男女交互とする」-などを義務付けた。男女差が2%を超えると政党助成金が減額され、記載順が男女交互になっていない名簿は受理されない

▼15年には県議会選挙で世界初の「男女ペア方式」が導入された。1人区だった選挙区を全て2人区に再編。男女ペアの候補者から1組を選んで投票する仕組みにした。これにより、県議会議員は一気に男女同数になった

▼フランスは元々女性の政治参加意識が高かったからと思われがちだが、さにあらず。女性が参政権を得たのはナチスの占領から解放された1944年。かつては国会(下院)議員に占める女性の割合も日本と大差なかった。今では先進7カ国トップの39%。10%の日本とは大きく差がついた

▼日本でもようやく女性の政治参加を後押しする「政治分野の男女共同参画推進法」が成立した。候補者数をできる限り男女均等とするよう政党に求める

▼ただし、フランスのような罰則はなく、直ちに女性議員が増えるとは限らない。せっかくの法を生かすよう、政党は真剣に取り組んでほしい。選挙の投票では各党の女性候補の割合を判断基準の一つにしてもいい。

=2018/05/18付 西日本新聞朝刊=

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