熊本・阿蘇を「漫画の聖地」に 「国際マンガCAMP」開催へ 北条司さんら講義、漫画家の卵育成

西日本新聞

記者会見するコアミックスの堀江信彦社長(中央)と高森町の草村大成町長(左)=18日、熊本県高森町 拡大

記者会見するコアミックスの堀江信彦社長(中央)と高森町の草村大成町長(左)=18日、熊本県高森町

 九州の中心の熊本・阿蘇を漫画の聖地に-。漫画雑誌編集業のコアミックス(東京)と熊本県高森町は18日、漫画家を目指す世界各国の若者らを同町に招き、有名漫画家が指導するイベント「くまもと国際マンガCAMP in 阿蘇高森」を9月17~19日に開くと発表した。イベントを足掛かりに、同社は2022年にも高森町に支社を置き、漫画家の卵を育てる方針という。

 マンガCAMPは、同社などが9月に熊本市で開く「第2回熊本国際漫画祭」に合わせて開催。漫画祭の受賞者など外国人約50人を高森町に招き、大ヒット漫画「シティーハンター」の北条司さんや「北斗の拳」の原哲夫さんらを講師に漫画制作の講義を開く。阿蘇の農耕や食の文化も紹介する計画で、草村大成町長は「世界的に人気が高い漫画を切り口に、SNS(会員制交流サイト)などで海外に地域情報を発信してもらいたい」と意気込む。

 漫画CAMPは毎年継続する考え。さらに同社は、熊本地震で被災した南阿蘇鉄道が全線復旧する22年をめどに高森町に支社を設置して編集者を常駐させ、漫画家を志す若者たちの制作拠点とすることを目指す。

 同社は「月刊コミックゼノン」などを刊行。熊本県出身で週刊少年ジャンプの編集長などを務めた堀江信彦社長は「地方の才能を東京で待つ時代はもう終わった。福岡市がゲーム会社の拠点になったように、アジア市場が近い九州のへそにある高森町に漫画産業を定着させたい」と話した。

=2018/05/19付 西日本新聞朝刊=

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