「大人も子どももみよしの食堂」という定食屋さんが今春

西日本新聞

 「大人も子どももみよしの食堂」という定食屋さんが今春、福岡市・天神の新天町商店街にオープンした。7年前までは「三好野」という天ぷら屋さんがあり、同じ経営者夫妻で復活させた。

 屋号にある「大人も子どもも」にはこだわりがある。かつては、夫妻の子どもが通う保育所の親仲間が集う店だった。他の親が仕事で忙しいときに子どもを預かったり、夕飯を食べさせてくれたりと、今でいう「子ども食堂」のような役割を果たしていた。親たちにとっては、仕事や子育ての悩みを打ち明け合える「大人の居場所」でもあった。

 東日本大震災の年、諸事情で一度はのれんを下ろした。新調したのれんは親仲間からの開店祝いで、夫妻の末娘が幼いころに描いたおにぎりの絵が添えられている。その子もすっかり成長し、兄ともども店で働いている。前の店のなじみ客も顔を見せる。新しいのに懐かしい。人の縁を味わえる店である。 (堺成司)

=2018/05/20付 西日本新聞朝刊=

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