湯布院から再び芸術発信 空想の森美術館 仮面、写真、竹細工100点

西日本新聞

高見乾司さんが描いた神楽の絵。神楽と仮面には深い相関関係があるという 拡大

高見乾司さんが描いた神楽の絵。神楽と仮面には深い相関関係があるという

2階には国内外の仮面がところ狭しと並ぶ(パノラマ機能を使って撮影) 築150年以上の古民家を再利用してオープンした「空想の森美術館」 仮面、写真、竹細工…。1階和室には、高見さん3兄弟の作品が並ぶ 来場客に展示した仮面を説明する高見乾司さん(奥) 鬼や狐などユニークな仮面も。「色合いや造形の美しさも魅力」と高見乾司さん

 由布市湯布院町川北平原で20日、17年ぶりに再開した私立美術館「空想の森美術館」。監修する高見乾司さん(69)は「再び、湯布院の文化や芸術の発信拠点に育てていきたい」と意気込む。館内には高見さんが収集した国内外の仮面がずらりと並ぶほか、「3人展」と題し8月末まで、いずれも弟で写真家剛さん(67)、竹細工作家八州洋さん(61)の作品も展示している。

 同館は、解体寸前だった築150年以上の古民家を再利用し、知人から借り受けた土地に移築した。メインの仮面は主に、2階吹き抜け部分の壁に展示。古くは南北朝時代の面もあり、「歴史的価値も、希少性も高いものばかり。初めて見る人でも、仮面の魅力が伝わるはず」と高見さん。

 壁面や1階には、剛さんが撮影した修験僧や祭りなどの写真、八州洋さんが作製した竹細工があり、展示作品数は計100点近くに上る。八州洋さんは「美術館再開を湯布院の人々が受け入れてくれたことが、何よりもうれしい」。館長を務める剛さんは「兄の集めた仮面の魅力を、こだわりの作品でさらに引き立てている。ぜひ見てほしい」と来館を呼びかけている。

=2018/05/22付 西日本新聞朝刊=

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