「軽症でも救急車」吉富町長発言 県「適正利用」町に周知へ 電話相談窓口などを啓発

西日本新聞 北九州版

 吉富町の今冨寿一郎町長が軽症であってもタクシーの代わりに救急車の利用を呼び掛けていることについて、県は22日、近く同町に対し、適正利用の周知徹底を図ることを明らかにした。

 県消防防災指導課は「救急車は台数が限られているため、軽症の人を搬送することで一分一秒を争う重症者への対応が遅れてしまうこともある」として、適正利用の必要性を強調する。

 今冨町長は、救急車を呼ぶか迷う場合の対応策などに言及せず、町幹部も具体的な対応策を知らなかったことから、同課は専門家に相談する電話窓口「#7119」などを住民に知らせるよう啓発するという。

 京築広域圏消防本部によると、管内(1市4町)の過去10年の救急車出動件数は減少傾向の自治体もあるが、吉富町は増加傾向を示している。2017年は294件で、08年から37件増えた。

=2018/05/23付 西日本新聞朝刊=

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