新デザートは「柿氷」 特産の柿、夏も味わって うきは市、B級品の活用拡大

西日本新聞 筑後版

 うきは市は25日、特産の柿を使った新デザート「柿氷(かきごおり)」の試食会を開いた。全国有数の柿の産地として知られる同市だが、傷などがあるため市場に出回らず廃棄される量も多い。今回は柿を煮詰めたピューレを使っており、市民にレシピを公開することで「B級品」の活用拡大につなげる狙いだ。

 市うきはブランド推進課によると、うきは市産の柿は年間約6千トンの出荷量を誇るが、傷があったり柔らかすぎたりする「B級品」も100トン前後発生している。市は2016年、中村学園大(福岡市)と連携協定を結び、健康面に着目した柿の成分分析や新しいレシピの開発を進めてきた。

 今回の柿氷も市側のアイデアをもとに、同大短期大学部の三堂徳孝教授がレシピを考案。果肉のピューレにシロップとレモン果汁を加えて凍らせ、かき氷器で削るシンプルな手順。氷のさわやかな甘みを楽しんだ後、器の底に敷いたピューレの濃厚な味わいが口の中に残るよう工夫を凝らした。

 うきは市浮羽町の道の駅うきは内にある交流施設「ウキハコ」で開かれた試食会には約30人が参加。高木典雄市長は「暑い時期にもってこいのメニューが完成した。加工品を活用すれば、柿を一年中楽しんでもらえる」とあいさつ。試食した同市吉井町宮田の主婦田中啓子さん(68)は「実家が柿農家で味にはうるさいつもりだったが、新しい食べ方で驚いた。ぜひ自分も作ってみたい」と話した。

 市によると、試食参加者らの反応を見た上で今冬のシーズンからピューレなどの加工品を販売するか検討するという。

=2018/05/26付 西日本新聞朝刊=

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