原爆死没者へ祈り込め 長崎で名簿筆耕 新たに「被爆体験者」も

西日本新聞

 8月9日の平和祈念式典で奉安される原爆死没者名簿に、昨年8月1日以降に死亡が確認された被爆者らの名前を記載する「筆耕」が28日、長崎市役所で始まり、被爆2世で書道講師の森田孝子さん(70)=同市=が毛筆で丁寧に書き加えた。8月1日ごろまで約3500人が追加記入される見込み。

 市は今年、記載基準を見直し、国の指定地域外で原爆に遭った「被爆体験者」も載せるよう変更。現時点で34人の体験者が名簿に加わる。2002年から担当する森田さんは「被爆した人が分け隔てなく名前を残せるようになったのは良いことだと思う」と語った。

 核兵器廃絶運動をけん引し、昨年亡くなった被爆者の谷口稜曄(すみてる)さん=享年88=と土山秀夫さん=同92=の名前も加わる。名簿は昨年8月時点で179冊17万5796人。

=2018/05/28付 西日本新聞夕刊=

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