原鶴温泉に「巨大壁画」描こう 鵜飼い・三連水車・カッパ…「復興の新しいシンボルへ」 

西日本新聞 ふくおか都市圏版

 昨年7月の九州豪雨で一時集客が落ち込んだ朝倉市の原鶴温泉の玄関口にある建物に、新しい復興のシンボルとして巨大壁画を描くプロジェクトが始まった。障害福祉サービス事業所JOY倶楽部(福岡市)を拠点にアート活動を展開する「アトリエブラヴォ」の障害者11人が制作中だが、誰もが自由に描くこともでき、企画する原鶴温泉旅館協同組合は6月2日の参加を呼び掛けている。

 プロジェクトは同組合が年明けから準備を進めてきた。林恭一郎副組合長(43)=旅館「泰泉閣」社長=によると、被災した朝倉市に元気を提供し、温泉街の新名物に育てようと壁画に着目。場所は福岡市方面から車で原鶴温泉に来る人が目にする泰泉閣の男性寮の広い壁面にした。

 壁画は横29・4メートル縦6・3メートル。原鶴温泉に漬かる入浴客や名物の鵜(う)飼い、花火、筑後川のカッパ、さらに朝倉市の名所である三連水車、特産の果物などを色鮮やかに描く予定。

 原鶴温泉を支援する九州経済連合会の仲介でJOY倶楽部の協力が決まり、「アトリエブラヴォ」が壁画の原画を創作した。アクリル絵の具を用いて5月27日から制作に入り、6月7日ごろに完成させる。

 完成までの毎日、立ち寄って描くことは可能(5月30日と6月3日は不可)だが、対応する人員の関係などで、同組合は6月2日午前10時半から午後5時半までの一般参加を募集している。原画にない朝倉特産の果物などを薄い色で参加者が描くことが可能。汚れてもよい服装と靴を着用することを求めている。

 林副組合長は「今回の壁画は温泉街の活性化のきっかけづくり。次の壁画も検討中」と話す。

=2018/05/29付 西日本新聞朝刊=

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