梅雨迎え「自主防災マップ」改定急ぐ 朝倉市が被災8地区で現地調査

西日本新聞 ふくおか都市圏版

 九州北部が梅雨入りした28日、昨年7月の九州豪雨で被災した朝倉市は自主防災マップの改定作業を急いだ。被害が大きかった8地区の中から、自主避難場所の候補に挙がっている公民館など約10カ所の現地調査を実施。被災後に県が実施した土砂災害緊急点検の評価結果などと照らしながら、安全性を確認した。

 市には全17地区ごとに自主防災マップがあるが、市はこの8地区に対して豪雨後、危険から一時的に逃れる自主避難所の現状確認や新設の検討を依頼。この日は候補地として提示された約50カ所のうち、安全性の判別が難しい約10カ所について、市防災・交通課の職員ら6人が現地調査した。

 自主避難場所の候補地には集落の公民館のほか、被災を免れた個人宅などが挙がっている。市職員らは土砂災害や地滑りの危険度で色分けされた地図を見ながら現地を確認。「裏手にまだ崩土が残っている」「土砂災害特別警戒区域にかかっている」などと厳しい表情で周囲の状況をチェックした。地域が挙げた自主避難場所が認められない場合もある。

 市は調査結果を各コミュニティ協議会に伝え、地域の合意を得た上で6月中旬に新たな自主防災マップを策定、全戸配布する予定。恒吉徹・市復興調整官は「雨が降り出したら逃げ遅れないように、早く避難してほしい」と話している。

=2018/05/29付 西日本新聞朝刊=

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