伊万里駅「伊萬里百貨店」1カ月 塩ジェラート呼び水に 発信拠点へ成長目指す

 JR伊万里駅構内の土産物店「伊萬里百貨店」が1日にオープン1カ月を迎えた。伊万里市が国の地方創生交付金を活用した駅ビル改修の目玉事業で、NPO法人「まちづくり伊萬里」が運営している。同市波多津町産「波浦の塩」を使った塩ジェラートを呼び水に、地元の物産と情報の発信拠点を目指す。

 百貨店は5月1日に開店。福岡と結ぶ高速バスの乗降場にも近い好立地でカフェスペースには市内の「リブコーヒー」が出店した。

 まちづくり伊萬里は駅前商店街などでイベントを企画していたが、百貨店は初の収益事業。土産物開発も進め、同市の松尾農園の蜂蜜を「伊萬里和蜂」として売り出した。市内産の菓子や伊万里焼も並ぶ。

 1番人気の塩ジェラートは福岡県糸島市のジェラート店「ロイターマーケット」店主の北古賀昭郎さん(51)=伊万里高卒業=がプロデュース。伊万里湾をイメージした水色で波浦の塩が甘みを引き立てる。「母校の甲子園出場に気持ちが高ぶり、故郷のために何かしたいという思いが募った」という。伊万里特産の梅など旬の食材を使い、味は7種類まで増やすという。

 ただ「百貨店」を名乗るには陳列商品がまだ少ないなどの課題もある。高架でつながるMR伊万里駅側には市観光協会運営の物産店があり、すみ分けも必要だ。まちづくり伊萬里の村上武大さん(45)は「パッケージツアーの開発も進め、伊万里の魅力を新鮮な視点で紹介したい」と話した。

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 伊万里駅周辺の飲食店20店は3日午後5時~10時、食べ歩きイベント「伊万里GYUGYUバル」を開く。午後4時半から百貨店で乾杯イベントがある。チケット(前売り2800円、当日3200円)で飲み物と一品料理を購入する。

=2018/06/02付 西日本新聞朝刊=

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