ルフィ像県庁設置、疑問の声相次ぐ 熊本県計画 「海見えないトコ建てちゃ…」

西日本新聞

 熊本県が、漫画家尾田栄一郎さん=熊本市出身=のヒット作「ONE PIECE(ワンピース)」の主人公ルフィの銅像制作を予算化したのに対し、インターネット上に1日、制作は歓迎するものの県庁設置への計画を疑問視する投稿が相次いだ。7割超が反対とのアンケート結果も。より人目に付く場所への設置を求める声がほとんどで、県の担当者は「作者の意向や管理面から県庁を選んだが…」と当惑気味だ。

 銅像設置を伝える本紙記事を1日に配信したヤフーは、設置費用(1300万円)計上の賛否を問うアンケートを実施。同日午後5時すぎ時点で2120票のうち、反対1550票(73・1%)、賛成570票(26・9%)となった。

 短文投稿サイト「ツイッター」でも拡散され、県庁がJR熊本駅や繁華街から離れた郊外にあることから「観光客はまず行かない場所」「謎すぎる」などのつぶやきが数多く見受けられた。設置場所は熊本城や熊本市の繁華街、被災した南阿蘇鉄道駅などを求める声が目立った。

 主人公が海賊王を目指す物語にちなみ「海が見えないトコに建てちゃ、世界観ぶち壊しじゃない?」と熊本港への設置を提案するなど、作品への愛情やユーモアのある投稿もあふれた。

 県は4月、復興支援を続けた尾田さんに県民栄誉賞を贈り、銅像設置も計画した。県担当者は「ネットの意見も受け止め、復興支援の輪が広がる仕掛けを考える」と話すが、今のところ設置場所は変更しない方針という。

=2018/06/02付 西日本新聞朝刊=

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