猫の虐待相次ぐ 腹や手足を切られる、餌に薬物混入も 福岡県警が捜査

西日本新聞

 福岡市早良区と南区で5月下旬から今月1日、虐待された猫や、子猫の死骸が相次いで見つかっていたことが県警などへの取材で分かった。県警は「どちらも鋭利な刃物で切られており人為的な仕業」(捜査幹部)とみて、動物愛護法違反容疑で捜査している。

 早良署などによると、5月22日ごろ、早良区飯倉4丁目の民家敷地内で、飼い猫が鋭利な刃物で腹を切られているのが見つかった。31日には同区原4丁目の駐車場で、腐敗した猫1匹の死骸を確認したという。

 福岡南署によると、南区野間1丁目のアパートのごみ置き場では6月1日朝、首や手足を切られた子猫2匹の死骸を通行人が見つけ、110番していた。

 早良区で猫の保護活動をする女性(55)によると、今年4月以降、同区飯倉や原団地周辺で保護団体が世話をする「地域猫」が傷つけられる事案が続発。近くでナイフ数本が見つかったり、餌に薬物が混入されたりした例もあったという。福岡都市圏で猫の保護に取り組む「福岡ねこともの会」の城恭子代表は「命を粗末にすることは許されない。今後も注意喚起や啓発をしていく」。捜査幹部は「過去には猫の虐待から凶悪事件につながったケースもある。捜査を尽くし警戒を強める」としている。

=2018/06/05付 西日本新聞朝刊=

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