2744件

西日本新聞

 2744件。全国の幼稚園や保育所などから2015~17年に国へ報告があった骨折などの事故件数だ。うち死亡は35件に上る。安全なはずの施設でこれほど事故が起きていたとは驚きだ。

 安全指導の専門家によると保育現場の事故リスクは遊具や服装など多岐にわたる。木登りに挑戦するような子ども自身の好奇心もそう。だからと言って好奇心を否定すると成長の機会を奪いかねない。大事なのは、事故にしかつながらない「悪いリスク」と子どもの成長に必要な「良いリスク」の見極めだそうだ。

 来年からの幼児教育・保育無償化で、政府の骨太方針は認可外保育施設も支援対象にした。国の指導監督基準を満たすことが条件だが5年の猶予がある。待機児童解消のためにはやむを得ない半面、死亡事故の6割はこうした施設で起きていたのも事実。認可外の容認は「良いリスク」「悪いリスク」どっちだろう? (山本敦文)

=2018/06/17付 西日本新聞朝刊=

PR

デスク日記 アクセスランキング

PR

注目のテーマ